
柳沢寿男
Toshio Yanagisawa
1971年生まれ。パリ・エコール・ノルマル音楽院オーケストラ指揮科に学ぶ。指揮を佐渡裕、大野和士に師事。スイス・ヴェルビエ音楽祭指揮マスタークラスオーディションに合格し、名匠ジェイムズ・レヴァイン、クルト・マズアに師事。
2000年東京国際音楽コンクール(指揮)第2位。以降、新日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、東京都交響楽団、新星日本交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、仙台フィルハーモニック管弦楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、名古屋フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、兵庫県芸術文化センター管弦楽団などに客演指揮。2007年、女優秋野暢子を語り手にストラヴィンスキー「兵士の物語」(日本フィル)を公演。2008年、関西二期会オペラ公演ビゼー「カルメン」(兵庫芸文管)、2009-2010年、札幌室内歌劇場札幌公演、東京新国立劇場招聘公演オルフ「月を盗んだ話」、2010年、ヴェルディ「ナブッコ」演奏会形式(名古屋フィル)に出演。
2005ー2007年、マケドニア旧ユーゴスラビア国立歌劇場首席指揮者。ヴェルディ「ナブッコ」「椿姫」「アイーダ」、プッチーニ「トスカ」「蝶々夫人」、ビゼー「カルメン」などに出演。日マケドニアの文化交流の尽力に対し、在オーストリア日本国特命全権大使より感謝状を受ける。2007年3月、99年のNATO北大西洋条約機構の空爆以降、UNMIK国連コソボ暫定行政ミッション統治下のコソボフィルハーモニー交響楽団に客演を果たし大成功を収める。
2007年10月、コソボフィルハーモニー交響楽団常任指揮者に就任。2009年5月には首席指揮者に昇任。またこの間、サンクトペテルブルグ交響楽団、サラエボフィルハーモニー交響楽団、アルバニア国立放送交響楽団、イスタンブール国立歌劇場などに客演指揮。
一方で2007年、バルカン半島の民族共栄を願ってバルカン室内管弦楽団を設立。同年10月、ニューズウイーク日本版「世界が尊敬する日本人100」に選出される。2009年5月、バルカン半島の民族対立の象徴的な地のひとつとも言われるコソボ北部ミトロビッツァでUNDP国連開発計画、ABD特定地域対象プログラムなどの協力を得て、セルビア人、アルバニア人、マケドニア人を楽団員にKFOR国際安全保障部隊、コソボ警察、UNMIK警察の保護のなか、約20年ぶりともなる両民族の歴史的共演を実現。2009年11月には、楽団設立当初よりサポートしてきた国際交流基金主催による東京公演が実現し、漆原啓子(ヴァイオリン)、吉村美華子(ピアノ)、三枝成彰(作曲家)、星野知子(女優)と共演。
2010年5月には、さらにボシュニアック、セルビア系、クロアチア系ボスニア人を楽団員に加えサラエボでの公演を実現。また、2010年は人間の安全保障協会主催によるニューヨーク国連本部でのコンサートが予定されている。
柳澤寿男とバルカンの活動はNHK総合テレビ「おはよう日本」、NHKBS1テレビ「BS特集」「きょうの世界」「地球アゴラ」、TBSテレビ「筑紫哲也NEWS23」、BSジャパン(テレビ東京系)「戦場に音楽の架け橋を」、NHKラジオ「NHKジャーナル」「ラジオあさいちばん」、TBSラジオ「久米宏ラジオなんですけど」、文藝春秋、AERA、FRIDAY、各新聞社など多くのメディアで日本にも伝えられている。
現在、コソボフィルハーモニー交響楽団首席指揮者、バルカン室内管弦楽団音楽監督。